先日終了しました下記のワークショップにつき、当日の模様を簡略ながらご報告します。
日時:2020年9月9日(金)14時~17時
場所:ZOOM
参加者数:37名
登壇者:
■ 中村長史(東京大学大学院総合文化研究科 特任助教)セッション1・2
■ 冨田早紀(The Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria; 元国際移住機関 [IOM] )セッション2
■ 八尾佳凛(東京大学教養学部生)セッション1
■ 竹本陽(東京大学教養学部生)セッション1
1.目的
①模擬国連の教育手法としての特徴を説明できるようになる
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②模擬国連の実施の手順を説明できるようになる
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③国際機関での実務の一例を説明できるようになる
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④国際機関で必要とされる知識・技能・態度を説明できるようになる
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2.概要
【1】趣旨説明(14:00~14:20 )
ワークショップの目的や構成を確認した後、各人の参加動機を改めて言語化していただきました。
【2】 セッション1「模擬国連導入事例から」(14:20~15:30)
模擬国連の授業への導入について、
セッション1. 授業担当者・受講者の説明
【3】セッション2「国際機関での実務から学ぶ」(15:40~16:50)
冨田早紀氏より、複数の国際機関での実務経験に基づいて、国際機関で必要とされる知識・技能・態度についてご紹介いただきました。模擬国連で学ぶ知識・技能・態度が実社会でどのように役立ち得るかの一例を学ぼうという趣旨でしたが、セッション1との関係を意識した冨田氏のお話のおかげで、模擬国連の特徴を改めて確認する機会ともなりました。
セッション2. 冨田さんのお話
【4】まとめ(16:50~17:00)
まとめでは、本日学んだことや疑問に思ったことと、それを踏まえて翌日以降に各人の現場に持ち帰るものとを確認しました。
3.参加者の感想
参加者の方々からは、以下のような感想が寄せられました。一部抜粋します。
- 内容が分かりやすくとても興味深く感じました。具体的な説明や事例紹介もあり、多くの情報を教えて頂き、ありがとうございました。実際に参加した学生からの話もあったのが好かったです。
- Policy Paperがとても参考になりました。一から主張をまとめるのは難しいのですが、このフォームに則って考えをまとめてみようと思います。
- 模擬国連について疑問に思っていたことをわかりやすく説明してくださり、腑に落ちました。具体的には、所与の国益に制限されており、革新的な議論がしにくいということです。ロジックが成り立てば、担当国の政策や立場を少し変えてもよいという点がなるほどと思いました。また、Policy Paperのフォーマットについて、これまで見たことがあるものに比べて、論点の整理・政策を考える上で、非常にわかりやすかったです。
4.次回予告
今後も半年ごとを目安に定期的に開催していきたいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。
お問合せ先
教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門(担当:中村長史)
dalt[at]kals.c.u-tokyo.ac.jp