所要時間
15-30分
活動単位
個人 → ペアもしくはグループ
大人数への適合度
高
概要
学生が成果物や発表について互い評価し合う活動をピアレビューといいます。
以下では、レポートに関するピアレビューを例に流れを説明します。
手法の流れ | かける時間 |
---|---|
教員はレポートへのレビューの観点を学生に示します(文法、論点の適切さ、文章の論理性など) | 2〜3分 |
学生がレポートを執筆します | -(課題として出すことも可) |
ペアを作り、お互いのレポートを交換します | 2分 |
お互いのレポートを読みます(メモやコメントを記入します) | 5分 |
交互にレポートについてフィードバックします | 10分(5分ずつ) |
授業中の活動や次週までの課題として自分のレポートを改善します | – |
特徴
・学生が他者を評価することで、教員の負担が軽減するとともに、学生に評価者の視点が身につき成果物や発表の質が向上します
・他者との意見交換を通じて、自分にはない視点に気がつく事で、成果物や発表の質の向上が期待されます
・レポートなどの成果物が対象の場合は、周囲の学生とそれを交換できれば良いため、大人数の授業でも活用できます
よくある問題と対応策
よくある問題 | 対応策 |
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レビューをする学生のコメントが短い・稚拙 | ・レビューの観点について疑問点がないか質問をさせる ・レビューの練習の機会を設ける ・レビューコメントの良い例と悪い例をサンプルとして事前に示す ・レビューコメントに教員がコメントをする |
注意点
・初対面の学生でもお互いに意見が言いやすいように、あらかじめ協力的な雰囲気を作っておく
実践例
詳細な解説
(小原優貴、吉田塁)