所要時間
5-10分
活動単位
個人
大人数への適合度
高
概要
授業で配布し、学生に興味・関心や疑問点、理解度などを数分で記入してもらい回収する紙のことをミニッツペーパーと呼びます。
ミニッツペーパーで尋ねられる質問としては、
・今日の授業で最もよくわからなかったところはどこですか?
・今日学んだ、最も重要な事は何ですか?
・今日の授業を◯ 字で要約してください
・〇〇(キーワード)について自分の言葉で説明してください
などがあり、記入させる内容を変えることで様々な活動を行えます。
手法の流れ | かける時間 |
---|---|
教員がミニッツペーパーを配布する | 2-3分(授業開始時に配布も可) |
ミニッツペーパーを記入する | 5-10分 |
教員がミニッツペーパーを回収する | 2-3分(退出時に提出させるのも可) |
(次回)教員がミニッツペーパーの内容を共有する*1 | 5分 |
*1 ミニッツペーパーの共有はプリントに記載して配布することも可能
特徴
・授業に対する学生の理解度・疑問点を確認することができる
・コメントを付けることで双方向のコミュニケーションを取ることができる
・出席表の代わりに使用するなど簡単に導入できる
よくある問題と対応策
よくある問題 | 対応策 |
---|---|
書かれるコメントが短い・稚拙 | ・教員がきちんと読んでいることを示すなど学生のモチベーションを上げる ・小レポートのように成績に反映させる ・ペアで話し合わせてその内容を記入させる |
コメントを返したいが時間がない | ・全員でなくランダムに選んだ/良いコメントをした受講生にコメントする ・何種類かの判子(「よく出来ました」など)を用意して押す |
注意点
・学生が回答する課題の内容が多すぎると記入時間がかかる
(記入させる内容を絞る)
・フィードバックをする/内容を成績に反映するなどしないと受講生の記入モチベーションが下がる
・大人数講義の場合、TAなどを活用しないと集計・コメントが大変
・ミニッツペーパーの共有を匿名にしない場合は学生と相談する必要がある
実践例
(福山佑樹、吉田塁)