Think Pair Share

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所要時間

10分

活動単位

個人 → グループ → 全体

大人数への適合度

概要

Think Pair Shareとは、教員から出された問いに対してまず学生1人で回答を考え(Think)、次にペアを作って考えた回答について話し合い(Pair)、その内容を全体で共有する(Share)、という方法です。

手法の流れ かける時間
1人で問いに対して回答を考える(Think) 1?3分
ペアで回答について話し合う(Pair) 2?5分
全体でその内容を共有する(Share) 2?5分

特徴

・まず1人で考える時間があるため、ペアで共有する時に話し始めやすい
・ペアで話す形式であるため、ワークに参加しないフリーライダーが出にくい
・質問があれば、すぐにでも授業に導入できる

よくある問題と対応策

よくある問題 対応策
ペアを作ってくれない ・事前にペアが作りやすい座席指定をする
・ペアを作る時間を設ける
・ペアを作る補助をする
・ペアが機械的に作れる指示出しをする*1
問いかけへの学生の反応が悪い ・問いかけに対して学生がどのように返答するかを具体的に想像して、問いかけの内容が明確かを確認する
・第3者に問いかけの内容を確認してもらう

*1: 例えば、机の両端からペアを作り、真ん中の人が余ったら右のペアに入る

注意点

・意外と時間がかかるため、問いかけの内容は授業の中心的なトピックに関連付ける
・できるだけペアでシェアした内容を全体で共有する(そうしないと学生の疑問や議論をふまえた授業展開ができない)
・予想しない答えが出てきたとしても、最初から否定や無視をせず、対応する(そうしないと、今後学生は自由に発言できなくなってしまう)

実践例

Think Pair Share の実践