模擬国連ワークショップ(2020年3月6日)開催報告・次回予告

先日終了しました下記のワークショップにつき、当日の模様と、次回の予告について簡略ながらご報告します。


日時:2020年3月6日(金)14時~16時30分
場所:東京大学駒場Iキャンパス 17号館2階 KALS
参加者数:20名
登壇者:
中村長史(東京大学大学院総合文化研究科 特任助教)セッション1・2
高橋尚子(国際連合政務・平和構築局 政務官)セッション2
北村優成、高園遼太郎、高羽珠理(東京大学教養学部生)セッション1

1.目的

「学習者の学びを促すための模擬国連の授業への効果的導入について学ぶ」という目的のもと、より具体的には、下記の到達目標を定めました。
①模擬国連の教育手法としての特徴を説明できるようになる
セッション1に相当)
②模擬国連の実施の手順を説明できるようになる
セッション1に相当)
③模擬国連で学んだことの社会での活用例を説明できるようになる
セッション2に相当)

2.概要

今回は、飛沫感染リスクを最小限にするため、ペアワークやグループワークを省略した形で進めさせていただきました。正直なところ、開始直前まで、アクティブラーニングをとりいれた授業に関するワークショップが一方向的でよいのかという忸怩たる思いもありました。しかし、始まってみますと、シンキングタイムや質疑応答の際の参加者の皆様の積極的なご参加により、ふだんの研修同様の空気を感じながら進めることができました。

【1】趣旨説明(14:00~14:10 )
ワークショップの目的や構成を確認した後、各人の参加動機を改めて言語化していただきました。

【2】 セッション1「模擬国連のできること・できないこと」(14:10~15:10)
模擬国連の授業への導入について、東京大学教養学部での試行錯誤(http://www.kals.c.u-tokyo.ac.jp/courses_2019_winter/class_tue2.htmlを踏まえ、①教員が模擬国連の導入目的を明確化すること、②導入の意義を受講者に伝えること、③目的に照らしてより適切な教育手法がある場合には、模擬国連にこだわらずにそちらを選ぶことなどを、授業担当者と受講者からお伝えしました。参加者の方との質疑応答も含め、「どのような学生・生徒に育ってほしいのか」という教育理念がまずあるべきで、模擬国連はあくまでも一手段であることについて考えを深める機会となりました。

セッション1.  授業担当者の説明

セッション1. 授業受講者の説明

【3】セッション2「社会で役立つ模擬国連」(15:20~16:20)
セッション1で確認した「どのような学生・生徒に育ってほしいのか」という教育理念の重要性を踏まえ、学生時代に模擬国連を経験し、現在は実際の国連会議に関わっていらっしゃる高橋政務官と授業担当者との対談を行ないました。①ニューヨークの国連本部でのお仕事、②フィールドでのお仕事、③それらと模擬国連との関係、といった点について、参加者の方との質疑応答もまじえて進めました。

セッション2. 高橋政務官と授業担当者の対談

【4】まとめ(16:20~16:30)
まとめでは、本日学んだことや疑問に思ったことと、それを踏まえて翌日以降に各人の現場に持ち帰るものとを確認しました。

3.次回予告

次回は、2020年8月頃の実施を予定しております(感染症関連の状況によっては変更が生じ得ます)。お申込みいただきながら今回ご参加いただけなかった方もいらっしゃることから、次回は今回の構成を踏襲しつつ、2020年度上半期の授業実践を踏まえて内容をアップデートして実施したいと考えております。詳細が決まり次第、お知らせいたします。

将来的には、①各校での模擬国連導入事例共有、②模擬国連以外のロールプレイやシミュレーションの導入事例共有といったように内容を増やして定期的に開催していきたいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。

お問合せ先

教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門(担当:中村長史)
kals[at]kals.c.u-tokyo.ac.jp